ふでまめ日誌

「有言実行」のためには「有言不実行」に陥る覚悟が必要

喫茶ふでまめ

【12/6(金)今朝の珈琲】

おはようございます。喫茶ふでまめです。
今朝は、哀提伯(エチオピア)産の豆を使って珈琲を淹れました。

このところ「やりたいことがあるんやけど、どうすれば行動できると思う?」という相談を受けることがちょいちょいありました。
そこで考えたことを、ざっくりとご共有させてください。

「有言実行」という言葉があります。
周囲に「やる!」と宣言したことを実際に成し遂げる、という意味です(知っとるがな)。

「周囲に宣言する/宣言しない」を横軸、「実行に移す/移さない」を縦軸としたとき、人間のアクションは以下の4つのグループに分類できます。

1.宣言して実行する(有言実行)
2.宣言せずに実行する
3.宣言したけど実行しない
4.宣言も実行もしない

このうち、「1」と「2」ができたらカッコいいのはまぁ良しとして、「3」と「4」のどちらを選ぶかは、人によって答えが分かれます。

ちょっと背伸び気味の目標をもったとき、実行できるか否かが不明確な計画を立てたとき、周囲に宣言するかしないか。

「3」になってしまったら口先だけの安っぽいヤツに思われそうだから、いっそのこと「4」を選ぶ、という方もいると思います。
うまくいって「2」になれば、めちゃくちゃカッコいいし。

「4」は繰り返してもさほどダメージがないので、恥ずかしさや悔しさといったネガティブな感情が残りにくいです。
これは一見メリットっぽくもありますが、一方で、知らず知らずのうちに緩やかに「不実行グセ」がついてしまう可能性も孕んでいます。
もしくは、そもそも実行できなさそうな目標を持つことすらなくなっていったり。
これは、けっこうデカ目のデメリットだと思います。

うまくいく可能性を頭の中でゴチャゴチャ計算するのも大変だし、そもそも百発百中でうまくいくことなんてありえないのだから、最悪「3」になってしまうリスクを小脇に抱えながら突っ込んでみる。
そして「3」になったらなったで、恥ずかしさや悔しさを燃料にしてリベンジに向けて頑張る。
こういう背水の陣チックな、臥薪嘗胆チックな、脳筋体育会系チックなマインドも、何かアクションを起こそうとする際には必要なのかなと思ったりします。

ちなみに「有言実行」はもともと、「不言実行」という言葉のパロディーなのだそうです。
不言実行とは、「文句や愚痴を言わずに、やるべきことをやる」という意味。
有言実行に向けて取り組む過程で、ときに有言不実行を経験しながらも、常に不言実行を心がけるのが最強な気がします。

当店について
喫茶ふでまめ
喫茶ふでまめ
珈琲と手しごとの店
京都市左京区・出町柳駅付近にある「リバーサイドカフェ」内にて日曜の昼だけ営業する、江戸っぽくてお茶目な自家焙煎珈琲の喫茶店です。

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