ふでまめ日誌

「たくあん」を発明したお坊さんと、たくあんにどハマりした将軍・家光の話

喫茶ふでまめ

【12/24(火)今朝の珈琲】

おはようございます。喫茶ふでまめです。
今朝は、哀提伯(エチオピア)産の豆を使って珈琲を淹れました。

今日12月24日は、お漬物の「沢庵(たくあん/たくわん)」の考案者とされる、沢庵和尚の誕生日だと言われています。
1573年、旧暦でいうと12月1日です。

徳川幕府の治世もいい感じに安定した頃、3代将軍・家光は「このところ戦もなくて運動不足やのに、毎日贅沢なものばっか食べてて逆にしんどいねんよなー」と悩んでいたそうです。
で、沢庵和尚に相談したところ、「じゃあこれ食べる?(ポリポリ)」と差し出されたのが、和尚特製の黄色い大根のぬか漬けだったのだとか。

ひとくち食べた家光、「え、ちょっと待って、これめっちゃ美味いやん!あー、良いわこれ!!見た目も綺麗やし食感もおもろいし!(ポリポリポリポリポリポリ‼︎)」とハマりまくり、「これ和尚が考えたん?大発明やんか!」と大いに驚いたそうです。
その勢いは止まらず、「もうこれ、和尚の名前つけよう。決まり!これは今日から、沢庵!」という感じで、料理名を決めてしまったのだとか。
あくまでも一説ですが、なんとなく信憑性があるエピソードだと思います。

かくして、沢庵和尚の名は現代にまで残り続け、今日もどこかでポリポリとかじられているというわけです。

当店について
喫茶ふでまめ
喫茶ふでまめ
珈琲と手しごとの店
京都市左京区・出町柳駅付近にある「リバーサイドカフェ」内にて日曜の昼だけ営業する、江戸っぽくてお茶目な自家焙煎珈琲の喫茶店です。

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