ふでまめ日誌

ハローキティのように、色々な場所で活躍する浮世絵

喫茶ふでまめ

【1/14(火)今朝の珈琲】

おはようございます。喫茶ふでまめです。
今朝は、伯剌西爾(ブラジル)産の豆を使って珈琲を淹れました。

先日、お客さまが地元のお煎餅をくださいました。
写真に写っているのは、そのお煎餅の外箱に巻かれていた帯です。
浮世絵をモチーフにしたイラストが描かれています。
歌舞伎座10周年を記念して作られた特別パッケージなのだそうです。

描かれているのは、歌舞伎の登場人物「江戸兵衛(えどべえ)」。
描いたのは東洲斎写楽です。

浮世絵の代表例としてあまりにも有名なこちらの作品ですが、実はこのシーン、強盗しようとしている江戸兵衛を描いたもの。
大金を奪い取るのも命懸けですから、やはり迫力があります。
(経験者のような物言いですが、私は今のところ、強盗をしたことはありません)

帯に描かれたイラストでは、左手にお煎餅を持ち、右手で「👍」のハンドサインをしています。
強盗しそうな気配は毛頭ありません。
優しそうです。

200年以上経ってもなお、1人の絵師が描いた作品が残り続けている(しかも多くの人から「あ!見たことある!」というくらいに認知されていて、色々なところでモチーフとして使われている)なんて、本当に豊かなことだなぁと思います。

当店について
喫茶ふでまめ
喫茶ふでまめ
珈琲と手しごとの店
京都市左京区・出町柳駅付近にある「リバーサイドカフェ」内にて日曜の昼だけ営業する、江戸っぽくてお茶目な自家焙煎珈琲の喫茶店です。

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