ふでまめ日誌

幸福に貴賤なし

喫茶ふでまめ

【2/4(火)今朝の珈琲】

おはようございます。喫茶ふでまめです。
今朝は、尼加拉瓜(ニカラグア)産の豆を使って珈琲を淹れました。

時々、「もしお金・時間ともに何の心配もなかったら何をしたいか」を考えることがあります。
仕事と私生活における、中長期的な方針を考えるためです。

月に旅行に行くもよし、超豪華なコース料理を堪能するもよし、とにかく何でもアリという感じで。

ただ、なんか私の場合は「早寝早起きして、勉強したり文章を書いたりしたい」とか「大自然の中で、将来の目標について妻とディスカッションしたい」みたいな地味な夢しか思い浮かびません。

あとは、「チャックが壊れたリュックを修理したい」とか。
(早く直せよ)

「夢」というよりも「予定」と言った方がしっくりきそうなものばかりで、「自分には想像力が欠けているのかな」と寂しく感じたりもします。
「欲がない人は成功しない」という話を耳にする機会も多いです。

しかし一方で、まぁ自分がマジで望んでいるのであれば、地味だとしても別に良いか、と思ったりもします。

私は幸田文のエッセイが好きなのですが、彼女の文章に以下のような一節があります。

しあわせとは、こんなものではないか、と思うのである。いえ、そういうより、私はこういうたちの幸福が好きなのだ、というほうがよかろう。

「好き」という言葉で表現しているのが、凛としていてカッコいいです。
少なくとも現時点では、自分の好きなタチの、素朴な幸福をいくつもぶら下げて生きていきたいと思います。

当店について
喫茶ふでまめ
喫茶ふでまめ
珈琲と手しごとの店
京都市左京区・出町柳駅付近にある「リバーサイドカフェ」内にて日曜の昼だけ営業する、江戸っぽくてお茶目な自家焙煎珈琲の喫茶店です。

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