ふでまめ日誌

超満員の特急車内で出会った、思いもよらぬ穏やかさ

喫茶ふでまめ

【2/25(火)今朝の珈琲】

おはようございます。喫茶ふでまめです。
今朝は、哥斯達利加(コスタリカ)産の豆を使って珈琲を淹れました。

現在、高知県の黒潮町(くろしおちょう)というところに来ています。
夜は真っ黒の空に星がたっぷりと浮かび、朝は写真に写っているように綺麗な朝焼けが見えます。
聞こえてくるのは、車が通る音と、潮騒だけです。

昨日、新幹線の中で「座ってるだけで目的地に届けてもらえてありがたいです」的な投稿をしたのですが、甘かったと言わざるを得ません。
なぜなら、岡山で新幹線を降りてから先、高知に向かう特急が軒並み運休になっていたからです。
積雪による倒木の影響とのことでした。

結果的に、岡山で4時間待って、全席自由席と化したギュウギュウ詰めの特急に乗って高知を目指すことに。
高知駅から先の行程も合わせると、片道12時間の長旅になりました。

そんな満員の特急に乗っていて、とても嬉しかったことがあります。
それは、車内のムードが非常に穏やかだったことです。

大幅な遅れに加えて超満員ということもあり、さぞかし殺伐とした雰囲気になるかと思っていたのですが、いい意味で予想が裏切られました。

岡山以降の各駅、乗車しきれずにホームで次の列車を待つことになる方も多数いらしたのですが、
車内からは「こんな寒いのにホームで待つの辛いやろうなぁ」と、彼らを気遣う声も聞こえました。

この人たちと一緒の列車に乗れただけでも、倒木の憂き目に遭った甲斐があったよなぁと思います。
(帰りは何事もありませんように)

高知県は、そして黒潮町は、まっことえいところぜよ。

当店について
喫茶ふでまめ
喫茶ふでまめ
珈琲と手しごとの店
京都市左京区・出町柳駅付近にある「リバーサイドカフェ」内にて日曜の昼だけ営業する、江戸っぽくてお茶目な自家焙煎珈琲の喫茶店です。

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