冬場に珈琲の焙煎がうまくいきづらい原因
喫茶ふでまめ
喫茶ふでまめ(珈琲と手しごとの店)
【3/17(月)今朝の珈琲】
おはようございます。喫茶ふでまめです。
今朝は、伯剌西爾(ブラジル)産の豆を使って珈琲を淹れました。
写真に写っているのは、先日女将からもらった「豆本」です。
豆粒みたいにちっこい本。
寺町商店街の中にある鳩居堂さんで買ってくれました。
じゃばら折りになっていて、形式としては御朱印帳みたいな感じです。
何かを書き込むにはあまりに小さく、今のところ、とくに使い道はありません。
でも、使い道がないがゆえに、かえって長く手元に残り続けるだろうなぁという気がします。
通常のノートだったら、最終ページまで書き込まれれば役目を終えてしまうかもしれません。
ときには、白紙のページを残したまま、どこかに忘れ去られてしまうかも(身に覚えがあります)。
でも、豆本は違います。
ただそこに「ある」というだけで良い。
つまり、眺めているだけでテンションが上がるくらい、めちゃくちゃ可愛いということです。
癒されます。
『荘子』の中に、「形がいびつで、木材には使えないがゆえに、かえって伐採を免れて長寿を謳歌している大木」の話があります。
そしてその木は木陰をつくり、動物たちを日差しから守る癒しスポットになっているという。
なんかちょっと、豆本に通じるところがあるかもしれません。
能力をガンガン尖らせて「役に立つ」方向で生き残る戦略もあれば、逆に個性を伸ばして「(一見)役に立たない」方向で生き延びる方法もあるんだなぁと感じます。
・・・っていう学びを与えてくれた時点で、豆本は私にとってすでに役に立っているとも言えます。