リアル脱出ゲームに見る、「間」の重要性
喫茶ふでまめ
喫茶ふでまめ(珈琲と手しごとの店)
平安時代のお坊さん・最澄は、「一隅を照らす人って、めっちゃ尊い」と言ったそうです。
一隅(いちぐう)とは、とあるすみっこ、つまり「人目につかないようなところ」という意味。
目立たないような地味なところを照らす、つまり明るくするような人が増えれば増えるほど、世の中は明るくなり、豊かな社会が実現する・・・みたいな感じです。
SNSが生活に溶け込んでいることもあり、現代は「国民総発信者時代」と言っても過言ではないと思います。
すると、目立った功績やキラキラした活躍、映える暮らしぶりをしていなければ価値がない・・・と勘違いしてしまうケースも少なくありません。
でも、すでに明るいところをさらに照らすよりも、暗いところにほのかな明かりを灯す方が、救われる人が多いケースもあると思います。
人によって向き不向きがあり、目立つところを照らすのが得意な人もいれば、目立たないところを照らすのが得意な人もいます。
私はどちらかというと、目立たないところを照らす方が向いているかも。
無理して明るいところを照らしに行かなくても、自然体で暗いところを照らすことで誰かの役に立てるなら、それもまた乙なものですよね。