作品を無条件の愛で「リリース」できるかどうか
喫茶ふでまめ
喫茶ふでまめ(珈琲と手しごとの店)
珈琲の淹れ方について調べていると、「1投目は蒸らしで、2投目は・・・」といったような表現を目にすることがあるかと思います。
お湯は投げるわけではないのに、「1投目、2投目・・・」と表現するのって面白いですね。
それと関連して、SNS等にコンテンツをアップロードすることを「投稿する」と言うのも、けっこう興味深いです。
大辞泉で「投稿」の説明を見てみると「雑誌や新聞などに、公表してもらうために原稿を送ること。また、その原稿。投書。」とあります。
「原”稿”を”投”函する」ということですから、非常にアナログな言葉です。
そういえば、英語でもSNSに投稿することを「post」といいますよね。
情報媒体としてアナログとデジタルの対極にあると言ってもいい、雑誌・新聞とSNS。
この両者が「投稿」という言葉を通じてつながっているのは、なんだかとても奥ゆかしくて趣深いです。
そして、このように「前時代的だけど、なぜか使われ続けている言葉」には、今後も末永く存続してほしいなぁと思います。